内装・リビングなど
▼目次
リビングのリフォーム
家族の憩いの場になるリビング。老朽化すると過ごしづらさを感じてしまいます。ケースによっては、家族がバラバラに過ごす原因になることもあるようです。過ごしづらさや不具合を感じている方は、リビングのリフォームを検討するとよいかもしれません。
老朽化しやすいポイントとリフォーム
リビングの老朽化を感じやすいタイミングとして挙げられるのが、ライフスタイルとのミスマッチが発生したとき。例えば、リビングとダイニングが分かれていて狭い、リビングが和室なので過ごしづらいなどのときに老朽化を感じることがあります。
これらの不満は、リビングとダイニングを一部屋にすることや和室を洋室に変更することなどで解決できます。ライフスタイルとマッチするリビングにリフォームすれば、過ごしやすい空間になるはずです。
同じく、リビングの老朽化を感じやすいタイミングが床の軋みなどを感じるときです。構造的な問題を抱えている可能性があるのでより深刻といえるでしょう。軋みなどのトラブルは、床を支えている部分を交換するリフォームなどで改善します。
やはり老後は気になるバリアフリー
リビングに構造的な問題がなくても、年齢を重ねることで過ごしづらさを感じることがあります。例えば、フローリングが滑る、敷居が段になっている、立ち上がるときにつかまるものがないなどを感じることがあります。
年齢を重ねることで過ごしづらさを感じている方は、リビングをバリアフリー化するとよいでしょう。床材を滑りにくいものに交換する、敷居の段差をなくす、手すりを取り付けるなどのリフォームをすれば、安心して生活を送れます。
リビング・居室のリフォーム事例
当サイトで紹介しているリフォーム会社が手掛けた、リビングや居室のリフォーム事例を紹介します。
大阪のリビングリフォーム事例1
リビングに床暖房を採用して、いつも家族がくつろげる空間に仕上がっています。
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![]() 画像引用元:創建 HP |
![]() 画像引用元:創建 HP |
キッチンとダイニングの仕切りをなくすことで、毎日の会話がスムーズに。いつも家族が集うリビングを快適で過ごしやすくするために、明るいタイプの床材に張り替え、床暖房を設置。使い方が広がるように、細部にわたりこだわりの設計力が活かされたリフォームです。 |
- 費用:325万円
- リフォーム箇所:扉・仕切り・床・壁紙・照明・玄関など
大阪のリビングリフォーム事例2
和室を無くしたかわりに、リビングの一角にタイルを施工した壁に、照明と家具がマッチした和スペースを配置しています。
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施主が持っているモダンな階段式収納家具や骨董が引き立つ和スペースを設置した事例。和室をなくしてリビングとつなげることで、部屋の中に開放感が生まれています。表面に破線が刻まれたタイルを、縦横ランダムなレイアウトで壁に施すことで、動きのある印象に仕上がっています。 |
- 費用:125万円
- リフォーム箇所:床・壁・扉・仕切りなど
大阪の内装リフォーム事例
築45年の古家が、ナチュラルでシンプルな家に様変わりしました。
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子どもたちが「お化け屋敷」と怖がるほど老朽化していた家がナチュラルでシンプルな家に様変わり。サッシや階段は再塗装だけに留め、その分、お部屋の改装に注力したそうです。構造上必要な柱以外は全て取り除くことで、「家の中で運動会ができるかも」とは施主の談。 |
- 費用:500万円
- リフォーム箇所:床・壁など
リビング・居間リフォームの種類
クロスの張り替え
リビングや居間の壁紙(クロス)は、室内空間の雰囲気やイメージを左右するものとしてデザイン性にこだわったものから、汚れ防止機能や消臭機能など機能性を追求したものまで様々な種類が存在します。
リビング・居間のリフォームにおいて、クロスの張り替えは代表的なプランの1つであり、新しいクロスに張り替えることで室内の雰囲気を一新して生活環境を一変させることも可能です。
一方、簡単に室内のイメージを変化させられるクロスの張り替えだからこそ、リフォームするためのチョイスを間違えれば室内が暗い雰囲気になったり、インテリアなどと合わずちぐはぐな印象を強化したりといったデメリットも考えられます。
機能性を追求したクロスに張り替える場合、どのような目的でリフォームするのか明確化しておくことはもちろんとして、室内のインテリアや窓枠。照明装置の色なども考慮しながら全体のプランニングを進めていくことが重要です。
また、一部のクロスだけを変更して、差し色のようなアクセントクロスを活用することもできます。
フローリングの張り替え
例えば畳の床をフローリングへ張り替えることで、掃除がしやすくなり室内の雰囲気も変えることが可能になります。また、畳やカーペットでは隙間にホコリやダニなどが入り込んで掃除が難しいこともありますが、フローリングは比較的簡単に掃除できるため、ハウスダストアレルギーのような症状を抱える人にとっても有効です。
フローリングには大きく、合板フローリングと無垢材フローリングの2種類があり、合板フローリングは無垢材と比較して安価で機能性に優れたものが多いことも特徴です。一方、無垢材は天然木ならではの高級感や風合いを味わえる他、調湿効果なども期待できることがメリットとなります。
フローリングは壁紙やインテリアの雰囲気に合わせてカラーを選ぶことが基本となりますが、いっそ大きく変更することで部屋のイメージを一新することもできます。
なお、フローリングをモチーフとしたシートを床材として貼り替えるといった方法もあるでしょう。
床暖房の設置
床をリフォームする際、床暖房を設置するといったケースも少なくありません。
床暖房は、床に触れている足裏や体を温めるだけでなく、輻射熱によって足下から室内全体を暖められる暖房効果も期待できます。また、床暖房によって室内全体の温度を上昇させるには時間がかかる反面、冷めるまでの時間も長いため、電源を切ってからも温度がすぐに下がらないことがポイントです。
床暖房の熱源システムには主として、電気式と温水式の2種類が存在します。
電気式床暖房は、電熱線を備えたパネルを床下に設置し、電気の力で床を温めます。電気式は導入が簡単で工期が短いといった点も特徴です。ただし、電熱線がある部分と、その周囲で温度差があり、場所によっては熱くなりすぎたり冷たいままだったりといった変化が生じることもあるでしょう。
温水式は、床下にパイプを通して、そこに電気やガスで温めた水を流す方式です。システムが電気式よりも複雑で導入費用や工期がかかる反面、導入後のランニングコストを節約しやすく暖房の立ち上がりも電気式よりスピーディーになることが強みです。
間取りの変更
部屋と部屋を仕切る壁を取り除いてしまい、間取りそのものを変更するといったリフォームも人気です。
なお、新しい壁を増設して部屋数を増やすといった間取り変更も可能ですが、一般的なリフォームにおける間取り変更は、部屋数を少なくする代わりに1室ごとの空間を広々とさせるというプランが多いでしょう。
間取りを変更すれば空間の作り方も新しく考えられるため、自分なりに理想のレイアウトを追究していく楽しみも広がります。また、壁を取り除いて通路の幅を拡張したり、玄関から居間へと続くスロープを設置したりと、バリアフリー化を目指す際にも有効なリフォーム方法の1つです。
なお、間取り変更では同時にクロスの張り替えなども必要となるため、いっそ部屋全体のリプランニングを検討してみることも良いでしょう。
その他、リフォーム内容次第で、国や自治体が実施している補助金・助成金を活用できることもあります。
リビングリフォームの工期について
間取りの変更・リビング増築
間取りの変更やリビングの増築といったリフォームの場合、どの程度の規模で工事するかによって工期も変動します。
例えば、リビングとキッチンの間にある壁を取り除いてダイニングキッチンにするような場合、5~7日程度の工期で完了できることもあるでしょう。あるいは新たにリビング内でアルミサンルームなどを設けるような増築では、少し短くなって3~5日程度で工事が完了するかも知れません。
床暖房の設置
床暖房の設置に関しては、そもそもどのような方法で床暖房を設置するかによって工期が変動します。
床暖房用のパネルを貼り付けるだけであれば1日で工事が完了するかも知れませんが、床材を剥がして床下から根本的な工事が必要なのであれば、3日程度の工期がかかることもあるでしょう。
壁・天井の張替え
壁や天井のクロスを張り替える場合、範囲にもよりますが1~3日程度が工期の目安となります。
床・フローリングの張替え
リビングの床材を変更したり、フローリングにしたりする場合、壁紙の張り替えよりもやや長くなって工期も2~4日程度は見ておくと無難です。
新しい収納スペースの造作
リビングの壁の一部を収納スペースなどに変更・造作する場合、工期は2~3日程度が目安となりますが、特殊なデザインや形状を叶えたい場合、それ以上の日数がかかることもあります。
リビングリフォームの注意点
リフォームするポイントを決めて完成形をイメージする
リビングのリフォームでは、先に完成形を明確化してイメージを決定しておくことが重要です。一度大きなリフォームを始めてしまうと、途中でおかしいと思っても元通りの形に戻すことが困難です。また、仕上がりのイメージがしっかりと固まっていなければ、工事の途中で色々な選択肢が浮かんでしまい、どんどんと思考の袋小路へ突き進んでしまう恐れもあります。
リフォームでは最初にテーマや目的を決めた上で、リフォームする場所やポイントを明確化し、どのような形でリフォームを完了したいのか完成形を細部までイメージしておくことが欠かせません。
また、できれば完成後のイメージを画像や3Dモデルなどで確認することも良いでしょう。
完成像に合わせて部材などを選定する
完成像が明確になれば、どのような色や材質の部材が必要か事前に選定することが可能です。
リフォーム工事の途中で必要な部材を手配していては、いつまで経っても工事が終わらず、居住空間が制限されてしまうリスクが増大します。
リフォームの工期についてはっきりと検討し、工事プランを正しく構築していくためにも、最初に完成イメージを決めた上で必要な部材を選定・手配しておくことが大切です。
リビングのリフォームにはどれくらい費用がかかるのか
リビングのリフォーム費用は工事内容により大きく異なります。例えば、和室を洋室にしたいなど抱えている悩みをピンポイントで解決するリフォームであれば50万円以下で行えます(部屋の大きさや使用などにより異なります)。ここに、サッシを断熱性能の高いものに変える、床暖房を導入するなどのこだわりを詰め込むと100万円程度かかります。
もちろん、これが上限ではありません。さらにこだわりを詰め込むとリフォーム代はアップします。リビングリフォームのポイントは、悩んでいる点とこだわりを明確にすることといえるでしょう。
そこまでお金をかけずに老朽化のリフォームするにはいくらかかるのか
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画像引用元URL:創建 公式HP(http://www.r-skn.com/example/all09.html) |
大まかな目安なので、具体的な費用を知りたいと感じた方が多いかもしれませんね。参考に、築40年の住宅をリフォームした創建の事例を紹介します。
施主の不満点は、お部屋の間取りが細かく区切られていることです。この点などを改善するため、家全体のスケルトンリフォームを行っています。具体的には、隣接していた洋室をリビングに組み込み、さらにその一部をウォークインクローゼットに変更しています。狭かったリビングが、たくさんのお客様を招ける空間へ生まれ変わりました。
以上のほか、ダイニング・キッチン・浴室・バス・トイレ・洗面所・和室・階段・玄関などをリフォームして、費用は500万円です。リビングを中心に戸建てを全面改装してこの価格なので、コストパフォーマンスに優れます。
思い切り趣味に合わせたリフォームをするといくらかかるのか
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画像引用元URL:ホームプロ(https://www.homepro.jp/jirei/B85872.html) |
リビングリフォームでこだわりを詰め込むこともできます。こだわりのリビングはどれくらいの価格で実現できるのでしょうか。
一例として、ケイズグッドリフォームが行ったリフォームが挙げられます。壁紙などにこだわることで、現代的でこだわりの詰まったリビングにリフォームした事例の価格は200万円です。クロス張替えのほか、和室改装・玄関内装・キッチン収納取付けも同時に行っています。
もう一つの例として、株式会社森川工務店が行ったリビングのリフォームを紹介します。リビングの間仕切りを外して空間を広くするとともに、床暖房を設置しています。新たに和室を設けて、畳下に収納スペースを確保している点も見逃せません。リフォーム費用は500万円です。
リビングリフォームの費用を節約する方法
複数の工事を同時に行う
複数箇所をリフォームする場合、1つずつ工事を進めると費用がどんどん加算されます。できる限り複数箇所をまとめて工事し、費用面でも工期面でも圧縮していくことがコスト削減を考える上で大切です。
また、リフォームの順序を正しく守り、クロスを張り替えてから間取りを変更するといったことがないように注意しましょう。
複数業者から相見積もりを取る
複数の業者から相見積もりを取り、工事費や工期について比較検討することも大切です。また、各業者の独自の取り組みや強みについてもヒアリングして、総合的な価値を比べていくようにしてください。
なお、費用が安いからという理由だけで業者を選ぶのでなく、コストパフォーマンスとバランスを重視することも将来的には重要です。
長く使える素材を選ぶ
安価な部材を使ってリフォーム工事費を安く抑えたとしても、耐久性に乏しく、すぐに修繕や交換が必要になってしまっては、結果的に安物買いの銭失いとなります。
いたずらに高級品ばかりを選んで工事費を増大させることはリスキーですが、耐久性や耐候性、暮らし方なども考慮して、長期的な価値を追究できる素材や部材を選定していきましょう。
リフォームの大手と地元企業ではどう違うのか
リビングのリフォームは、大手企業と地元企業へ依頼することができます。大手企業と地元企業では、どのような違いがあるのでしょうか。
費用はケースバイケースですが、同じ条件で比較すると地元企業の方が安くなることが多いようです。人件費や広告費などがかかりにくい、下請け、孫請けなどに支払うマージンが少ないからです。
サポートにも違いはあります。一般的に、サポートは大手企業が優れていると思われがちですが、必ずしもそうとは言い切れません。地元企業の方が、融通が利くこともあるといえます。また、充実したサポートを行っている地元企業もあります。例えば工事区分ごとにきめ細かな補償内容を定めています。リビングリフォームに関連する床や内壁は2年間の保証期間が定められています。
大手企業と地元企業には以上の違いなどがあります。どちらが優れているとは言えないので、それぞれの特徴を理解したうえで選択することが重要です。