高さも変えられる天井リフォームの魅力とその種類
▼目次
住宅のイメージを一新する天井リフォーム
家の中で、壁や床面と並ぶ広い面積を持つ天井は内装の雰囲気を大きく変えることができる部分です。天井のリフォームは、マンションの場合でも条件さえ問題なければ可能ですよ。天井の高さや色、取り付けるライトなどのリフォームを考えてみましょう。
天井リフォームはどんな部屋がオススメ?
リフォームで、天井を高くすると広くて開放的な雰囲気の部屋になります。冷暖房が効きにくく、光熱費が高くなりますので、人の集まる間だけ利用するリビングのリフォームがオススメです。
天井を低くする場合は圧迫感が増すものの、照明の配線を隠す他、二重天井によって防音効果や断熱が可能です。個人の部屋や寝室に向いています。
天井リフォームの種類とは
クロス張替え
クロスが張られている場合ははがす必要があるので業者依頼が安心です。クロスの色や柄で天井の雰囲気をガラッと変えることができ、比較的安価でリフォーム依頼できます。様々な柄のクロスがあるので、木目調や、花柄など部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが可能です。
塗装
漆喰や珪藻土・塗料などで天井を塗装するリフォームです。塗料や珪藻土など、使う素材でリフォーム費用が変わります。下地がしっかりしている場合は、自分で塗料や刷毛(はけ)・ローラーなどを購入してDIYすることもできます。
板張り
化粧板や無垢材、プリント合板を使って板張りの天井にすることができます。温かみのある雰囲気が作れ、カントリー風や和室風、男前なブルックリンスタイルなどの部屋作りにもオススメです。木の色や材質によって雰囲気が異なるので部屋のイメージに合わせて選びましょう。
直天井
梁や天井のコンクリートスラブ、木材などが見えるリフォームで高い天井にすることができます。上の階への防音効果が低いとされているため、平屋で取り入れるのがオススメです。むき出しの配管などが工場のような雰囲気やロッジのような雰囲気を演出できます。
アイデア1つでデザインの幅も広がる
高級ホテル風のデザイン
アルミと細い木材を組み合わせたハイセンスなデザイン天井は、高い天井での開放感と、インダストリアルな雰囲気を持たせることができます。クールな雰囲気のアルミと温かみのある木材を組み合わせることによって馴染みやすいデザインになります。
照明を前面に出したデザイン
天井を高くすると、照明が印象的になります。照明にこだわることで、様々な見せ方をすることが可能です。スポットライトのような照明や、アイアンワイヤーで作ったカバーを付けた照明、間接照明、特徴的な形のつりさげ照明など、オシャレな雰囲気にすることができます。
ファンを設置したリゾート風デザイン
高い天井にすると空気がこもってしまうことがあります。それを避けるのにシーリングファンを取り付けると効果的です。またシーリングファンや配管のある部屋は、ミッドセンチュリースタイルやブルックリンスタイルなど荒っぽい雰囲気を作ることができます。
室内の雰囲気に大きく作用する天井の力
天井リフォームの注意点
天井リフォームの際は、予算とイメージを確実に決めましょう。オススメの工事や機能をつけていくと、予算は膨れ上がりますし、無駄な機能が増えて結局思い通りのデザインにならないといった問題が発生します。
上の階があれば防音に注意し、なければ排熱など問題になるポイントを考えておきましょう。また、塗装やクロスで色を選ぶ場合は、色や配置の効果も考えましょう。色の使い方次第で部屋を広く見せたり、落ち着いた雰囲気に見せたりすることができますよ。